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【満員御礼】終了しました!!

家庭医療学夏期セミナー実行委員長からのメッセージ

日本プライマリ・ケア連合学会 学生研修医部会のHPにようこそ!
 日本プライマリ・ケア連合学会 学生研修医部会 では、毎年夏に「学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー」を開催しています。
今度で第24回を迎える歴史あるセミナーです。また、昨年から大々的に看護、薬学、リハビリ、福祉など医療系学生も参加対象に加わりました。
 2泊3日で、全国の先生方や学生・研修医の皆さんと学び・交流できる、一粒で何度も美味しいお得なセミナーとなっています。『家庭医・総合医って何?』という低学年の方から、『家庭医・総合医を目指すにはどうすれば良いの?』『家庭医・総合医の先生と話をしたい!』という高学年の方、そして現在家庭医・総合医を目指して奮闘している研修医の方々まで、家庭医の先生方と一緒に勉強して、語り合いましょう!

第24回 学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー実行委員長
熊本大学医学部医学科 5年 香田将英

夏期セミナーに関するお問い合わせ 

第24回 学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー

今年度テーマ

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 宣伝ポスター
 ポスター
 ※クリックするとデータを
 ダウンロードできます。

今年度テーマは 「架×駆×翔」(かける)です。
先生と参加者、そして参加者どうしのタテ・ヨコのつながりのけ橋となり、
多くのセッション・講演をけ巡り楽しみ、新たな発見や気づきを得、知識を深め、
このセミナーを足掛けにして、みんなで飛していこうという想いが込められています。

日程・場所

日時 2012年 8月4日(土)〜8月6日(月)
場所 ニューウェルシティ湯河原 〒413-0001 静岡県熱海市泉107


大きな地図で見る

【電車でのアクセス】
◆新幹線=小田原駅または熱海駅下車(東海道線乗り継ぎ湯河原駅下車)
◆東海道線=湯河原駅下車、駅よりタクシー(5分)、もしくは路線バスで「不動滝行」もしくは「奥湯河原行」乗車(10分 「理想郷」バス停下車)

【自動車でのアクセス】
◆東京方面より=東名厚木I.C→小田原厚木道路→石橋料金所→真鶴道路(国道135号)→湯河原
◆静岡方面より=東名沼津I.C→東駿河湾環状道路・国道1号(三島方面)→国道136号→熱函道路→熱海(国道135号)→湯河原

当日は湯河原駅よりシャトルバスが運行予定です。
運行スケジュールにつきましてはシャトルバス運行スケジュールをご覧ください。
都内より1時間強でアクセスできます。

(お願い:夏期セミナーに関する全ての問い合わせの窓口は
宛に宜しくお願い致します。 開催会場様に問い合わせをなさっても対応しかねますのでご了承ください。)

対象・定員

対象  医学生、医療系学生、医師(原則5年目まで)
定員  180名

参加費

5月21日より申し込み開始となります。
☆早期申込み:5月21日〜6月10日 ⇒早期申し込み:6月10日まで

☆通常申込み:6月11日〜7月11日
学生  23,800円  (学生会員21,800円)
 学生会員(早割)  6/10(日)まで  19,800円
 学生非会員(早割)  6/10 (日)まで  21,800円
医師  32,800円  (医師会員29,800円)

※申込み多数のため、申込みを締め切らせて頂きました。沢山の御申込み誠にありがとうございました。
参加費にはセミナー参加のためのご宿泊費(2泊3日)、食事代、懇親会費が含まれています。
「学生会員」および「医師会員」は、日本プライマリ・ケア連合学会に入会し、年会費を納めている方を指します。
入会、変更、退会の案内につきましては、次のURLをご参照ください。

スケジュール

8月4日(土)【1日目】
12:00 〜 13:00  受付
13:00 〜 13:40  開会式
13:40 〜 14:40  初日公演
15:00 〜 17:00  セッション1
17:40 〜 18:40  特別講演
19:00 〜 20:00  夕食
20:30 〜 21:30  Meet the experts
21:30 〜 25:00  懇親会

8月5日(日)【2日目】
7:00 〜 8:00  朝食
9:00 〜 11:00  セッション2
11:20 〜 14:00  Poster Session、昼食
 ⇒ポスターセッション募集要項専用フォーム(医師・施設の方)
14:00 〜 16:00  セッション3
16:20 〜 18:20  セッション4
19:00 〜 20:00  夕食
20:30 〜 25:00  懇親会

8月6日(月)【3日目】
7:00 〜 8:00  朝食
9:00 〜 11:00  セッション5
11:20 〜 12:40  シンポジウム
12:50 〜 13:20  閉会

〜講演〜
初日講演
講師  松下 明先生(岡山家庭医療センター 奈義ファミリークリニック)
タイトル   『家庭医とは何か』
   
特別講演
講師  徳田 安春先生 (水戸協同病院・筑波大学水戸地域医療教育センター)
タイトル  『ジェネラリストの頭の中を読み解く』
   
最終日シンポジウム
座長  大島 民旗先生(ファミリークリニックなごみ院長,大阪家庭医療センター(Osaka Center of Family Practice;OCFP)センター長)
講師  澤 憲明先生(英国家庭医療専門医)
講師  矢部 千鶴先生(日本家庭医療専門医 第1期生,三重大学家庭医療プログラム/三重県立一志病院 家庭医療科)
講師  松井 善典先生(日本家庭医療専門医 第2期生,あざいリハビリテーションクリニック 院長,北海道家庭医療学センター 理事)
講師  孫 大輔先生(日本家庭医療専門医 第3期生,東京大学 医学教育国際協力研究センター)
タイトル  『これからの日本の家庭医療』

セッション詳細

4日(土)セッション1 (14:50 〜 16:50)
セッション名 担当講師 講師所属 対象者
ようこそ!!家庭医のアタマんなか! 中山 明子1
綿貫 聡2
加藤 光樹3
大木 乃理子4
高木 暢5
濱井 彩乃6
三浦 太郎7
1 大阪家庭医療センター・ファミリークリニックなごみ
2 東京都立多摩総合医療センター
3 医療法人 北海道家庭医療学センター 栄町ファミリークリニック
4 静岡県立こども病院
5 川崎市立井田病院
6 亀田ファミリークリニック館山
7 公益社団法人 地域医療振興協会 十勝いけだ地域医療センター
すべて(医療系含む)
”家庭医は医学的な問題だけでなく、心理的、社会的な問題も診る”らしい。でも、忙しい外来でそんなことできるの?・・と思っているそこのあなた! このセッションでは、家庭医がどのように優先度の高い問題を見抜き、患者さんのニーズに応えているのか、現実的な外来のひとコマをお見せします。 家庭医のアタマのなか、ちょっと覗いてみませんか? このワークショップでは症例から問題点を洗い出し、時間に限りのある外来の中で優先順位をつけて診療を行うプロセスについてディスカッションをしながら深く学んでいきます。このワークショップ終了後、参加者は生物、心理、社会面に渡る複数の健康問題に、現実的に優先順位をつけながら、限られた時間の中で扱っていくことが可能であるということを体感することができます。
家庭医のギアチェンジ〜その場に応じた家庭医七変化 北村 大
吉本 尚
家 研也
田口 智博
竹村 洋典
三重大学医学部附属病院・総合診療科 すべて(医療系含む)
家庭医は,診療所で働き,往診・訪問診療をする人だけでなく病院でも活躍します。家庭医は,施設の規模・地域性とニーズに応じて医師が柔軟に対応します。例え同じ主訴の患者さんでも,診療に期待するもの,サポートする家族の関わり,社会的な資源はさまざまです。1人の家庭医が場に応じて診療のギアを変える様子をレクチャー・議論をすることで追体験することで,あなたは家庭医療の多様さ・奥深さを学ぶことができるでしょう。
家庭医としての外来の診方 〜模擬患者を使ってのシミュレーション〜 若井 俊明
鳴本 敬一郎
綱分 信二
横田 万里子
鹿野 耕太
藤井 肇
伊東 知子
竹之下 れみ
静岡家庭医養成プログラム 5〜6年、研修医
模擬患者、指導医、数人の参加者からなるグループでのアクティビティ。最初に外来ケースを提示して数人のレジデントが模擬患者に対して問診した後、プリセプト(指導医とのディスカッション・フィードバック)を受ける様子を、他の参加者にも見てもらうシミュレーション。実際のケースに対する他レジデントのアプローチと指導医からのプリセプトを通して家庭医としての外来の診方と同時に外来教育の実際を学んでいく。
「家族の木」を見よう!ケースで学ぶ「家族志向のケア」 岡田 奈保子
松下 明
田原 正夫
松坂 英樹
藤谷 直明
中山 元
岡山家庭医療センター すべて(医療系含む)
「家庭医を特徴付ける能力」の一つとされる「家族志向のケア」について、基本原則を学び、家族を評価するツールとして家族図の作成や、模擬症例を用いてロールプレイを交えながら「家族志向のケア」の実践について学びます。ワークショップ形式、小グループ学習、ロールプレイ、スライド講義あり。
病院総合医を体験しよう!! 杉谷 真季
山田 康博
内山 直樹
独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター 総合内科 5〜6年、研修医
東京医療センターは、総合内科として日本最大級の病床数を誇ります(約120-130床)。東京医療センター 総合内科が持つ豊富な症例から得られた数珠の入院症例を基に、外来から入院診療へとダイナミックに進行する症例でアクティブなカンファレンスを行います。
全体を取り扱う方法を考える 〜総合医・家庭医の役割 太田 浩1
横田 修一2
高橋 毅3
渡邉 力也4
西脇 健太郎5
山本愛6
1 地域医療振興協会揖斐川町春日診療所
2 地域医療振興協会 東京北社会保険病院 地域医療型後期研修
3 湯沢町保健医療センター/自治医科大学地域医療後期研修プログラム
4 福知山市民病院・総合内科
5 郡上市地域医療センター国保高鷲診療所
6 君津中央病院初期研修医
すべて(医療系含む)
「医療の専門分化が進み、医療は細分化されました。細分化した臓器別専門医が増える中での総合医・家庭医の役割は全体を取り扱うことです。臓器別専門を集めても、全体にはなりません。人、家族、地域。過去、現在、未来という時間軸。健康であること、病をかかえること。生きること、死ぬこと。その全体の中で、全体のことを考えながら、患者さんと関わることが総合医・家庭医の特徴です。全体を扱うとは何なのかを感じてもらうためのセッションです。」
医学論文の深い読み方・使い方 〜EBMを正しく使おう 南郷 栄秀1
岡田 悟1
佐々木 純久2
水谷 康彦2
田中 豪人3
藤巻 明日香2
山本 良平4
1 東京北社会保険病院 総合診療科
2 東京北社会保険病院 臨床研修センター
3 地域医療振興協会
4 東京医科歯科大学 卒後臨床研修センター
すべて(医療系含む)
EBMは「エビデンスに基づいた医療」の略ですが,至る所でEBMとエビデンスが同一なものと誤解されています.そして,そのエビデンスが必ずしも正しくなく,慎重な解釈が必要な場合が多いため,さらに混乱を来しています. このセッションでは,医学論文の読み方・使い方を通じてEBMが最も重視する,医学情報を個々の患者に適用する方法に重点を置いてグループディスカッションを行います.各グループには,経験豊富で親切なチューターが付いてディスカッションをサポートします.これまで学術大会,冬期セミナーでも同じような内容でワークショップを行いましたが,夏期セミナーでは,学生,研修医,あらゆる学部の学生でも十分理解が出来るように特に配慮します(英語の論文を使用予定ですが,英語が出来なくても論文を読めるようにします!).なお,予習が出来るように,事前にメールで連絡し資料を配付する予定です(予習は必須ではありません)

5日(日)セッション2 (9:00 〜 11:00)
セッション名 担当講師 講師所属 対象者
総合医の4つのフィールド 吉田 伸1
大杉 泰弘1
茂木 恒俊1
加藤 千明1
胡 暁華1
金城 謙太郎1
山田 徹2
尾田 琢也2
江本 賢2
林 友和2
坂井 正弘2
新道 悠2
松口 俊央2
松原 知康2
岡村 友直2
一ノ瀬 英文2
井藤 英之2
関 ルイ子2
1 飯塚病院総合診療科 飯塚・頴田家庭医療プログラム
2 飯塚病院総合診療科
3〜6年、研修医
ひとりの患者の診療経過を例にとりながら、総合医の活躍する四つのフィールドを体験できます。ER, 病棟総合診療、小病院病棟、地域外来、あなたの目指す総合医のフィールドはどこだ!?
家庭医療外来における戦略的雑談力 榎原 剛1
中川 貴史2
中島 徹3
神廣 憲記4
1 北海道家庭医療学センター 上川医療センター
2 北海道家庭医療学センター 寿都町立寿都診療所
3 北海道家庭医療学センター 本輪西ファミリークリニック
4 北海道家庭医療学センター 栄町ファミリークリニック
すべて(医療系含む)
家庭医が診療で用いる雑談風のやりとりの効能は絶大です。この「戦略的雑談力」の内容を参加者の皆さんにお伝えします。家庭医は診療の中で一見雑談のようなやりとりを通して実は様々な目的を達成しています。この威力絶大な「戦略 的雑談力」の内容を本邦初公開、参加者の皆さんにこっそり「たねあかし」します。明日からこっそり使ってください。
理想の地域医療って!? 〜コメディカル,住民,行政との連携が地域でなぜ重要か〜 井階 友貴1
日村 健二2
本田 友紀子3
横田 行雄4
横田 芳江4
一瀬 篤子4
寺本 富美江4
1 福井大学医学部地域プライマリケア講座/高浜町和田診療所
2 高浜町前副町長
3 高浜町保健課
4 たかはま地域医療サポーターの会
すべて(医療系含む)
このセッションでは、ある地域の統計データや各種の情報をもとに地域の問題をグループワークでリストアップしていただきます。また、実際にその地域で診療している家庭医の診療や地域での活動についても知っていただいて、家庭医の行う地域医療について学べる内容となっています。
あなただけに教えます!楽しく,皆で学びあえるためのワークショップの造り方! 松井 善典1
宮地 純一郎1
佐藤 健太2
佐藤 綾子3
中村 琢也1
黒岩 冴己4
高岡 大介5
1 北海道家庭医療学センター
2 勤医協札幌病院
3 エム・アイ・アソシエイツ株式会社
4 横浜市立大学医学部医学科
5 大阪医科大学医学部医学科
すべて(医療系含む)
4年目にしてやっと出来ました、皆さんとの新しい学びの舞台!! 今回は「本当のワークショップ」の作り方を伝授します。 「皆さんは普段学びの受け手になっています。そろそろ作り手になりませんか??」 スペシャルゲストを新たな講師に加えて、一緒に考えて学びましょう!! 自分の学びをデザインし、作り上げるための楽しく意味のある二時間をお届けします。
ニコチン依存症と禁煙サポート 高野 義久1
松尾 邦功2
渡辺 愛3
1 たかの呼吸器科内科クリニック
2 一宮温泉病院
3 予防医療研究所
すべて(医療系含む)
喫煙は多くの疾患の原因・増悪因子であり、医師が患者さんへの禁煙をサポートする立場にあります。しかし、喫煙に関する詳しい講義や禁煙支援の方法を、医学生時代に習熟する機会はこれまであまりありませんでした。喫煙の害、ニコチン依存症の病態、禁煙サポートの方法を系統的に学び、最後にロールプレイ(実践)をしてみませんか。
女性医師のキャリア 井上 みき
増山 由紀子
高澤 奈緒美
川井 巧
田渕 智子
福島県立医科大学 地域・家庭医療学講座 医学生、研修医
女性医師の数は平成20年度で3割に達しており増加の一途をたどっている。しかし、女性のロールモデルは少なく、どう働いたらよいのか迷いを感じる医師は多い。結婚や育児というライフイベントを考慮にいれつつ、家庭医としてどの様なキャリア形成があるか、みなさんと考えていきたい。
離島で学ぶ地域医療 八坂 貴宏 長崎県上五島病院 すべて(医療系含む)
長崎県上五島地域での医療の実践から、地域医療、家庭医療がどういうものなのかを講義、討論で学びます。

5日(日)セッション3 (14:00 〜 16:00)
セッション名 担当講師 講師所属 対象者
家庭医として赤ちゃんを取り上げよう 吉岡 哲也1
藤岡 洋介2
堤 美代子3
1 恵寿総合病院 家庭医療学センター
2 静岡家庭医養成プログラム
3 聖路加国際病院 一般内科
5〜6年,研修医
子供を生まれる前から生まれた後までケアしたいと思いませんか?その際の最大のイベントは分娩です。ここではその分娩をどのように介助すればいいのか、救急時の初期対応も含めてマネキンを使いながら練習します。
家庭医とスポーツ医学 池尻 好聰1
菅長 麗依2
井手 克行2
濱井 彩乃2
岩間 秀幸2
小野間 優介2
森川 博久2
松村 伸2
張 耀明2
北本 晋一2
加藤 俊明3
1 シムラ病院 内科・整形外科
2 亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科
3 亀田ファミリークリニック館山 リハビリテーション室 理学療法士
すべて(医療系含む)
家庭医としてスポーツ医学にどのように関わることができるのでしょうか.症例などを通して,家庭医+スポーツ医の魅力に迫りたいと思います.また実際に体を動かして診察などを体感します.家庭医+スポーツ医に興味が湧くことが目標です.
在宅での看取り 長 純一 石巻市立病院開成仮診療所 すべて(医療系含む)
世界最低の在宅死率である我が国において、主に医療費抑制政策との関連で在宅が重視されているのが近年の現実であり、このため特に在宅専門クリニックへの政策誘導が行われている。在宅を専門化していく流れが本当に在宅死を増やすかは疑問であり、むしろ家庭医・プライマリケア医が看取りに参加していくことは、非常に重要であると考えられる。在宅での看取りについて、主に実践面に焦点を当てたセッションとしたい。
高齢者ケア入門 清田 実穂1
永田 拓也2
重島 雄介2
金山 勇吾3
尾林 紗矢佳4
1 川崎医療生活協同組合 あさお診療所
2 医療生協家庭医療学レジデンシー・東京 生協浮間診療所 CFMD
3 王子生協病院「王子生協病院家庭医プログラム「ほくと」」後期研修医
4 王子生協病院 初期研修医
すべて(医療系含む)
日々の診療所外来を受診する高齢者に対し、私たち家庭医がどのようなことを考えて、診察や検査を行ったり、介入したりしているのかを皆さんに体験して頂きたいと思います。さまざまな職種が関わりあって、患者さんのより良いケアを目指していることを実感して下さい!
家庭医療って結局何なんですか?家庭医療の基本的知識と理解を深める 新井 大宏1
金城 謙太郎2
宇井 睦人3
平沼 仁実4
塩田 正喜4
近藤 諭5
江角 悠太6
青木 拓也7
梁木 亜古8
密山 要用9
1 静岡家庭医養成プログラム 森町家庭医療クリニック
2 麻生飯塚病院 総合診療科 飯塚頴田家庭医療プログラム
3 順天堂大学大学院医学研究科 公衆衛生学教室
4 社会医療法人 河北医療財団 東京・杉並家庭医療学センター
5 三重県立一志病院
6 三重大学家庭医療学講座
7 医療福祉生協連 家庭医療学レジデンシー・東京
8 医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
9 王子生協病院 家庭医療後期研修プログラム「ほくと」シニアレジデント
すべて(医療系含む)
「家庭医に関心を持てたが、もっと『家庭医療って何か』について深める時間が欲しい」。 上記は、夏期セミナー参加者から毎年出ている感想の一つです。このセッションでは医学生のみでなく、同じ医療を学ぶ学生同士で、自分のしたい医療、思い描いている医療と家庭医療というのが実際にどの部分で同じような考えで、どの部分で違う考えなのかを参加者のディスカッション形式で考え、学んでもらいます。実践的な部分だけではなく、理論的な基盤について分かりやすく伝える予定です。昨年の同セミナーで行われた内容をより深め、より参加者に満足してもらえるセッションに改善予定です。
今日からできる!アルコール依存症の予防介入 〜ブリーフ・インターベンション〜 角南 隆史1
杠 岳文2
久我 弘典2
1 肥前精神医療センター 福岡病院アルコール専門クリニック
2 肥前精神医療センター精神科 総合診療部門
すべて(医療系含む)
ブリーフ・インターベンションは、海外ではWHOを中心に、国内では2007年から日本版の介入技法の開発と有効性の検証の研究が行われており、飲酒量低減の手法としてその有効性は確立しています。今後は、広く家庭医・プライマリケア医の中で活用されていくものと思われます。アルコール依存症の診断と一般的な治療に加えて、今日から現場で使える飲酒指導の方法についてロールプレイを交えて体験して頂きます。
家庭医のライフキャリア 〜 大改造!!劇的ビフォーアフター〜 村田 亜紀子1
河合 由紀2
吉田 伸3
藤谷 直明1
1 岡山家庭医療センター
2 曙光会コンフォガーデンクリニック
3 飯塚病院総合診療科 飯塚・頴田家庭医療プログラム
医学生、研修医
「当直明けは必ず嫁とけんか」「出産後復帰できずに退職」医師として仕事をバリバリがんばっているのに、なんだか私生活とうまくバランスがとれない・・・「私ってワーカホリック?!」「本当はこうなりたいのに・・・」そこで、家庭医の“匠”が立ちあがった・・・すぐに始められる小技から最新のキャリア理論まで未来の自分たちへの処方箋をお伝えします。

5日(日)セッション4 16:20 〜 18:20
セッション名 担当講師 講師所属 対象者
家庭医による性教育 〜避妊・性感染症予防を中心に 稲田 美紀1
横谷 省治2
医療福祉生協連 家庭医療学開発センター(CFMD) 橋場診療所
筑波大学附属病院総合診療科
すべて(医療系含む)
現代の若者の性の現状は「日常化」「早期化」「男女差の消滅」というキーワードで表され、多くの問題を抱えています。高い中絶率、性感染症の蔓延、教育現場での葛藤、希薄なコミュニケーション、ライフスキル不足・・・。家庭医は最も身近にいる医師として、妊娠や性感染症罹患といった問題が起こる前の段階から若者たちに接し、彼らの成長過程に合わせてサポートができる医師でありたいと思います。 また、性にまつわる問題は、若者特有のものとは限りません。産み終え世代の避妊問題、増加するHIV感染症、乳幼児遺棄事件・・・。コンドーム・ピルについての知識だけではない、もう一歩踏み込んだ視点が必要です。 このワークショップでは現状を知り正しい避妊・性感染症予防についての知識を得るとともに、問題点を皆で考え、家庭医として明日から支援をできるような取り組み方について学びます。
医療者のストレスとストレスケア 後藤 道子1
阿部 恵子2
山上 実紀3
1 三重大学医学部医学・看護教育センター
2 名古屋大学大学院医学系研究科地域医療教育学講座
3 一橋大学、月寒ファミリークリニック
5〜6年、研修医、医療系学生
医療従事者は心身ともに疲弊をきたしやすい職業です。しかし、不調をストレスと気付かずバーンアウトしてしまう医療従事者も少なからずいます。このセッションでは、今まであまり語られてこなかった医師のストレス(感情労働)にも目を向け、自分にストレスがあることに気づくこと、そして、万が一傷ついてしまった時の対処法としてHealer’s Art、絡まった人間関係を考えるツールとしてAs If Conferenceを体験します。
コモンセンスペアレンティング 〜もっとも簡単な子育てのヒント 〜 児玉 和彦1
中川 元2
1 和歌山生協病院 家庭医診療科/こだま小児科
2 耳原総合病院 小児科
すべて(医療系含む)
小児領域で必ず遭遇する、「子育て」「しつけ」について簡単なやりかたを紹介します。「コモンセンスペアレンティングは、米国で効果が実証されている数少ない親教育プログラムです。親子関係改善や虐待の防止に役立っています。ビデオやロールプレイなどを通して、だれでも楽しく簡単に身につけられるスキルです。経験がなくても、明日からしつけなどについて具体的なアドバイスができるようになります。あなたから、日本のこどもたちの未来を素敵にしていきましょう!本セミナー初登場のWSにご期待ください。
感染症診療 きほんの”き” 森永 康平1
奥 知久1
手塚 幸雄2
福井 悠3
鈴木 智晴4
1 諏訪中央病院
2 沖縄県立中部病院
3 東京医療センター
4 水戸協同病院
3〜6年、研修医
おびただしい種類の微生物・抗菌薬、難解な暗記物で苦手意識を持つ人も多い「感染症」という分野ですが「発熱した患者をどのようマネジメントしていくか」「抗菌薬はどのように使用していけばよいか」・・・などなど、ICU・一般病床・外来・在宅あらゆる分野で疑問は尽きません。学生時に系統的に教育を受ける機会も少ない”感染症”をテーマに、このセッションでは基本的な考え方について、具体的なケースを講師・参加者でディスカッションしながら学んでいきます。
ある地域を診る その地域での家庭医の役割は? 高柳 宏史1
早坂 啓伸2
川名 瞳2
1 喜多方市 地域・家庭医療センター センター長
2 福島県立医科大学 地域・家庭医療学講座
3〜6年、研修医
このセッションでは、ある地域の統計データや各種の情報をもとに地域の健康問題をグループワークでリストアップしていただきます。また、実際にその地域で診療している家庭医の診療や地域での活動についても知っていただいて、家庭医の行う地域医療について学べる内容になっています。
日本でどんな家庭医が育っているの? 〜家庭医療専門医試験を体験する 中村 琢弥1
宇井 睦人2
家 研也3
矢部 千鶴4
今藤 誠俊5
佐藤 健太6
吉本 尚3
1 北海道家庭医療学センター フェロー / 更別村国民健康保険診療所 副所長
2 順天堂大学大学院医学研究科 公衆衛生学教室
3 三重大学附属病院 総合診療科/家庭医療学
4 三重大学家庭医療プログラム/三重県立一志病院 家庭医療科
5 医療福祉生協連家庭医療学開発センター(CFMD)東京保健生活協同組合 よみせ通り診療所
6 北海道勤医協 総合診療・家庭医療・医学教育センター(GPMEC)
すべて(医療系含む)
日本でも2008年から家庭医療専門医が誕生しています。いったいどんな方法で、どんな勉強をして、どんな試験を受けているのでしょう。 このセッションでは、どんな医者を目指して研修内容と試験内容が組まれているのか理解し、学ぶことが可能です。専門医試験の疑似体験が可能です。 (体験を希望されない方も受講可能です。学生参加者には希望に応じて、事前にテーマ、内容を教えます。)
医師患者コミュニケーション 稲熊 良仁 札幌医科大学地域医療総合医学講座 すべて(医療系含む)
コミュニケーション技術は医療の様々な場面で用いられますが、身につけると色々なところで応用が利きます。ひょっとして恋愛にも? プライマリケアの現場で出会う一見困ってしまう患者さんたち。そんな場面でこそ地域に密着した家庭医・プライマリケア医の力量が発揮されます。前半ではコミュニケーションの基本を概説し、後半は応用編、実際の事例を元に皆さんと共に解を見出していきます。

6日(月)セッション5(9:00 〜 11:00)
セッション名 担当講師 講師所属 対象者
家庭医・研修医・医療系学生に必要なビジネスマナー 賀来 敦 岡山家庭医療センター 奈義ファミリークリニック すべて(医療系含む)
家庭医療や在宅診療の現場では、病院診療における「場」に比べてより患者さんの私生活に踏み込んだ状態で診療が行われ、「型」としての礼儀が求められる。また多施設・多職種連携を行う上で、あいさつ・名刺交換・電話応対・時間管理などのビジネスマナーの技能は必須である。医学教育の中で学べないこれらの技能を、私が営業マンとして働いていたときの経験や新入社員研修の体験・就活経験をもとに実地で提供する。
日常診療の「迷い」を解くカギ! 〜臨床倫理を身につけよう 大島 民旗1
石井 大介2
鈴木 昇平3
1 ファミリークリニックなごみ
2 大阪家庭医療センター東大阪生協病院
3 大阪家庭医療センター大正民主診療所
すべて(医療系含む)
医学生のみなさんは、臨床倫理学って聞いたことありますでしょうか?医学生の時には学習する機会が乏しいにもかかわらず、臨床の現場に出ると、必ずぶち当たる課題です。医師が日常診療で遭遇する機会の多い「倫理的ジレンマ」…高齢認知症の方に径管栄養を行うか?がんの末期の独居の患者さんが退院を希望されたら?肺がんの患者さんが延命効果が期待できそうな手術を拒否されたら?…などなど、混沌とする倫理的問題を解決するカギとして、MPQC(=臨床倫理4分割)カンファレンスを紹介し、実際に体験してもらいます。低学年、多職種の方参加大歓迎です。これであなたも倫理的センスが身につく!
全科型家庭医と国際医療、脱ガラパゴスの必要性 佐野 潔 静岡家庭医養成プログラム 森町家庭医療クリニック ディレクター 医学生、研修医
これからの日本の家庭医は米欧豪型の全科型専門医でなければならない。全科医療において高い知識と技術を持つことは、家庭医としてのかかりつけ機能が果たせるという利点のみならず、世界のどの地に行っても何にでも役立てるという強みを持っています。国際医療に携わる医師こそ家庭医療のトレーニングを受けているべきだと思います。参加者皆で、家庭医療に必要な知識や技術、国際医療に必要な知識や技術を考えてみようと思います。
診断学 山本 由布1
有田 圭介2
大塚 貴博3
五十野 博基4
五十野 桃子5
1 筑波大学付属病院総合診療グループ/大和クリニック
2 筑波メディカルセンター 在宅支援事業部
3 筑波メディカルセンター病院 総合診療科
4 水戸協同病院 総合診療科
5 筑波大学付属病院 総合診療科
5〜6年、研修医
大学の講義では深く学ばない「診断学」ついて、鑑別診断の挙げ方、しぼり方、確定診断の迫るための効率良い病歴の取り方などについて、講義、ワークショップを織り交ぜながら頭と手を使って学びます。「なんとなく」の診断学から脱却を目指します。
明日から,あなたの診察が変わる!目からウロコの「身体診察初級セミナー」 鈴木 富雄
加藤 大祐
名古屋大学医学部附属病院総合診療科 低学年向け,医療系学生
参加者の皆さんとグループワークで身体診察の意義などについて一緒に考えた後で、観る、聴く、叩く、触るの身体診察の4つの基本について、楽しみながら学んでいこうと思います。大学の身体診察の教育では学べない本質的なものを伝えていきたいと思います。
災害精神医療がわかる!〜災害時の心のプライマリ・ケアに関して〜 久我 弘典1
杠 岳文1
角南 隆史2
1 肥前精神医療センター精神科 総合診療部門
2 肥前精神医療センター 福岡病院アルコール専門クリニック
すべて(医療系含む)
プライマリ・ケアは、「こころのケア」への最も一般的な入り口である。災害時にも同じことが言えるが、過去の疫学的な研究からも、災害後には精神科関連問題が増え、この問題が長く継続してしまうことは明らかである。災害時の初期対応から、中・長期的な対応まで、また、子供から大人まで被災者への対応の仕方等、プライマリ・ケアにおける「こころのケア」をご紹介し、今後の災害精神医療を考える。


お申込方法

1. 申し込み受付サイトを開き、インターネット予約の「参加登録」のページから必要事項を入力・送信してください。

お申込受付サイトは、こちら

*その際、必ずアンケートの記入をお願いいたします。

申込み多数につきまして、締め切らせていただきました

6月27日 多数のキャンセル待ちをいただきましたため、当初予定より早く恐れ入りますが、キャンセル待ちを含めた全ての受付を締切とさせていただきました。キャンセル待ちから繰り上がりとなった方にはメールでご連絡いたします。記載日までの参加費のお支払いをお願いいたします。

6月10日(日)までの早期受付期間にて、本セミナーの定員に達しましたため、6月11日(月)以降にご登録の皆様はキャンセル待ちとなります。空席が生じ次第、ご登録番号順に繰上げのご案内をいたします。繰上げのご案内が届きましたら、1週間以内にご入金をお願いいたします。キャンセル待ちの方が多数いらっしゃいますので、ご入金の確認が取れない場合、お取消とさせていただきます。

2. インターネット予約の「お支払い」のページからお支払方法を選択・入金を行ってください。

支払い方法は、銀行振り込み、クレジットカード決済、コンビニ決済などが可能です。

※ キャンセルについて
申し込み受付サイトを開き、インターネット予約の「予約確認・変更」のページからキャンセルを行ってください。申し込み受付サイトにてお申込みをされた段階で仮受付となるため、ご入金がない場合でも取消し日によっては取消料が発生いたします。ご注意ください。

夏期セミナースタッフ

実行委員長  熊本大学5年  香田将英
副実行委員長  自治医科大学5年  岡崎悠治
ハード部門代表  筑波大学4年  木村紀志
ソフト部門代表  自治医科大学3年  山田悟史
事務部門代表  名古屋市立大学4年  河辺綾美
事務部門会計  旭川医科大学4年  栗原太郎

その他、スタッフ在籍大学
札幌医科大学、旭川医科大学、新潟大学、福井大学、富山大学、福島県立医科大学、筑波大学、自治医科大学、埼玉医科大学、防衛医科大学、慶応大学、東京医科大学、東京医科歯科大学、帝京大学、北里大学、昭和大学、順天堂大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、信州大学、名古屋大学、名古屋市立大学、藤田保健衛生大学、奈良県立医科大学、京都府立医科大学、大阪医科大学、川崎医科大学、広島大学、鳥取大学、島根大学、愛媛大学、産業医科大学、佐賀大学、長崎大学、熊本大学、宮崎大学
合計36大学

FAQ

Q.2年生なのですが、参加できますか

A.もちろん大丈夫です。セッションも低学年向けのものから研修医向けまで、幅広く行っています。例年20名程、1〜2年生が参加しています。

Q.看護、薬学、リハビリ、福祉などの医療系の学生も参加できますか?

A. 昨年から大々的に看護、薬学、リハビリ、福祉など医療系学生も参加対象に加わりました。
対象のセッションは、対象者に「医療系」の記述があるものとなります。申込時は対象のセッションを選択していただくよう、お願い申し上げます。

Q.服装は私服で構いませんか?

A.「セミナー」とありますが、服装はスーツでなく、ラフな格好で問題ございません。

Q.希望したセッションが(第一希望)が取れなかったのだが?

A. 参加者の希望に添えますよう最大限努力しておりますが、人数制限の都合上、ご希望に添えない場合がございますのでご了承ください。
またセッション毎に、対象の学年などが設定されております。申込時は対象のセッションを選択していただくよう、お願い申し上げます。

Q.所用のため、初日には参加できないのだが、申し込んでよいか?

A.お忙しい中参加を考えていただき、ありがとうございます。
基本的には全日参加で承っておりますが、どうしても御都合がつかない場合は事前にご相談下さい。スタッフが対応させていただきます。
また今回は月曜日が平日のため、セミナーに参加される研修医の方々が仕事の都合上最終日に参加できない可能性が想定されます。その場合も事前にご連絡・ご相談下さい。
ただし、申し訳ないのですが、参加費は2泊3日分の金額となります。ご了承下さい。

Q.会場には車で来てもよいか?

A.会場には参加者の方々にご使用頂ける駐車場がございます。
申し込みフォームで会場駐車場利用の有無を選択する項目がありますので、「利用する」の項目にチェックいただけると幸いです。

Q.私は勤務して10年目ほどになる医師だが、参加は可能か?

A.原則、医学生(全学年)並びに研修医(5年目まで)となっております。
それ以上の勤務経験のある医師で参加を希望される方は、個別に対応させていただきますのでスタッフへ事前にご相談下さい。

Q.スタッフをしたいのですが?

A.ありがとうございます。
各大学に在籍するスタッフに声を掛けてみて下さい。分からない場合はこちらにご連絡いただければ、対応させていただきます。併せて、同じ大学にスタッフが在籍する場合は紹介させていただきます。

Q.[医師・施設の方]研修病院ポスターセッションのみの参加も可能でしょうか?

A.可能です。
ただし、ポスターセッション参加規程がございますので、これに該当する方のみとさせていただきます。詳細は「研修病院ポスターセッション」募集要項を御覧いただきますようお願い申し上げます。申込は専用フォームより承ります。

Q.セミナーのセッションの公募はありますか?

A.有ります。
例年セミナー終了後の9〜10月に、セッションの公募を日本プライマリ・ケア連合学会のメーリングリスト等で行っております。
講演費無料・交通費自己負担で、毎年ご協力いただいており、スタッフ一同大変感謝しております。また、募集いたしました演題も、バランスや参加者アンケートなどを参考に選択させていただきますので、採択されないことがございます。何卒、ご理解の上ご協力お願い申し上げます。



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