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第21回家庭医療学夏期セミナー 3日目セッション

■セッション(120分コマ:選択制)

■最終講演

家庭医の家庭〜家庭医のワークライフバランスは?本音で語り合おう!!

講師名・所属
(敬称略)
高屋敷明由美 筑波大学医学専門学群 医学教育企画評価室/総合診療科
松村 真司   松村医院
櫛笥 永晴   川崎市立多摩病院 総合診療科
武者 幸樹子  川崎市立多摩病院 総合診療科
対象 全般
セッションの紹介  家庭医としての研修や仕事も大事だけど、恋愛、結婚、子育てなど自分の家庭生活も大切にしたい。また、人生においては時には、仕事や家庭を離れた(含めた?)社会の一員としての自分について、自分の生き方について考えることも必要だろう。でも、パーソナルライフを大切にしながら、仕事をやっていけるのだろうか?・・・・・そんな疑問や不安な気持ちをかかえている方がいたら、是非参加して下さい。そして素直な気持ちで仲間や先輩と語り合いましょう。男であろうが女であろうが、私たちの生活は誰にも決められない、そう、私たちにしか決められないのです。楽しんでいこう、希望をいつももっていよう。このセッションには、そんなふうに考えながら、日々奮闘している男性医師、女性医師が家族で参加します。家庭医の仕事は人生の全ての経験が生かされる仕事です。学生メンバーの希望でこのセッションが企画されてから、好評をいただいて今年で7回目、毎回少しずつバージョンアップしています。今回も笑顔あり、時に涙ありの「心で感じるセッション」にして、参加された方に「自分の将来が楽しみ!!」と思って頂けるようなものにしたいと思います。

家庭医療の研修、海外か日本か!

講師名・所属
(敬称略)
佐野 潔  パリアメリカ大学(American Hospital of Paris)
対象 全般
セッションの紹介  質の高い日本の工業生産物。果たして日本産の家庭医療研修プログラム、その質はどうなのだろうか。質の善し悪しを語るほどに成長した日本の家庭医療の今後の在り方、そして海外の家庭医療の姿を、海外からのゲストを含めて皆でディスカッションながら、あるべき日本の家庭医療研修をグローバルな眼で考えてみましょう。

神経診察なんかいらない!?―神経症候学マッシー池田流―

講師名・所属
(敬称略)
池田 正行 長崎大学医学部 創薬科学
対象 全般
セッションの紹介  またまた私に相応しい物騒なタイトルですが,なあに,ご心配には及びません.あれもやらなければいけない,これもできなくてはいけない.でも本当にそうなのでしょうか?どういう場面で,どの診察手技が,どのように役立つのか?そういう素朴な問題を一緒に考えましょう.「○○しなければいけません」と言われれば,誰でも気分が重くなります.「○○しなくてもいいですよ」と言われればだれでも気分が軽くなります.それがこのセッションの目的です.身体神経診察に関する様々な悩み,疑問を,どうぞお持ちよりください.このセッションが終わった後の晴れ晴れとした気分をお約束します.

患者さんと話したくなる 診療コミュニケーションはじめの一歩

講師名・所属
(敬称略)
増山由紀子 福島県立医科大学 地域・家庭医療部
菅家 智史  福島県立医科大学 地域・家庭医療部
対象 全般
セッションの紹介  患者さんとのコミュニケーション、あなたは得意ですか? 実習や診療の場面でうまくいかないなぁと感じたことはありませんか?コミュニケーションは、家庭医として診察するにあたって、特に医師患者関係の構築に重要な働きをしてくれます。今回は診療コミュニケーションのはじめの一歩、「どのように患者さんと話したら良いのか」を中心に、ロールプレイなども交えて学んでみましょう。セッション後のスキルアップの方法についても紹介します。このセッションを終えたとき、患者さんと話すのを楽しんでもらえるようになることが目標です。医学知識は問いませんので、医学部低学年の方から研修医の方まで気軽に参加してください。

肩と肘のみかた

講師名・所属
(敬称略)
仲田 和正 西伊豆病院 整形外科
対象 高学年、研修医
セッションの紹介  肩関節の症状は、腰や膝に次いで外来では頻度の多いものです。翌日からの外来ですぐ使える肩解剖の知識と、診察の仕方、エコーのみかたなどをお話します。

診療所外来 〜こんな患者さんがやってきたら〜

講師名・所属
(敬称略)
朝倉健太郎 健生会 大福診療所
森永 太輔  みなと医療生協 かにえ診療所
対象 外来診療にまだ自身のない初期研修医、外来診療の基本を学びたい学生
セッションの紹介 PBL:問題解決型学習は多くの卒前・卒後教育で取り入れられている効果的な学習 方法ですが、このセッションでは診療所外来のコモンディジーズをPBL形式で学びます。外来診療にまだ自信のない初期研修医や、外来診療の基本を学びたい学生を対象に、主に症候のアプローチについてディスカッションしながら進めていきたいと思います。診療所という限られた状況で何が重要な視点なのか、どういうように対応すればよいか。また今後それらをどういう視点で学んでいけばよいのか、考えていきましょう!

家庭医だからこそできる、妊娠前から出生後までの親子・家族への関わり方

講師名・所属
(敬称略)
伊藤 かおる 亀田ファミリークリニック館山
大原 紗矢香 弓削メディカルクリニック
上川 万里子 亀田ファミリークリニック館山 看護師・助産師・国際認定ラクテーションコンサルタント(IBCLC)
児玉 和彦   耳原総合病院 小児科
篠原 翼    亀田ファミリークリニック館山
田口 智博   名古屋大学医学部付属病院 総合診療部
西岡 洋右   西岡医院 院長
岡田 唯男   亀田ファミリークリニック館山 院長
対象 高学年、研修医
セッションの紹介  1.妊娠前の女性を診療する機会が多くあるため,妊娠前から健康な妊娠のために関わることできる。2.妊娠以外の問題にも同時に対応できる。3.出産後はお母さんと赤ちゃんを含めた家族みんなをみることができる。このように妊娠前から出産後までを通して、お母さんも赤ちゃんも他の家族もみんな一緒にみることができるのは、家庭医としての醍醐味です。この魅力ある関わりを皆さんで一緒に学び、感じ、実践してみませんか?もちろん、妊婦検診など産婦人科診療に普段関わることが少なくてもためになるポイント満載です!!
日程 3コマ目

最終講演
家庭医療に未来はあるのか?

講師名・所属
(敬称略)
岡田 唯男 亀田ファミリークリニック館山 院長
セッションの紹介  コンピュータ、ICT、人工知能(AI)、ロボット。人間は自らが作り出した様々な「道具」をもって、これまで人間が行ってきた仕事や作業を置き換えつつあります。人物を区別する顔認識技術は病変の違いを認識する作業に応用され、ビデオゲームのスキルと外科医の能力の相関が示唆され、遺伝子の分析によってその人の人生を占いを超えるレベルで予知、ひいては操作できる時代が目の前に来ています。これから「医師」という職業そのものの存在価値はどうなるのでしょうか。そして「家庭医」は生き残れるのか?世の中がどう変わっても必要とされる家庭医療は存在するのか?